透析センターの機器

最終更新日:2010年3月30日版

前橋広瀬川クリニック本院の機器

前橋広瀬川クリニック本院の透析センターは、すべて個人用のコンソールで構成されています。
透析原液の運搬・設置は大変ですが、患者さん個々に合った透析(処方透析)が簡単に行えます。

透析用RO水供給機器

  • RO水精製・供給装置
      ピュアフロー(JMS社製)
      ビニールカーテンで被った、
      空気の流れを考慮した
      準無菌空間になっています。



  • RO水精製・供給装置
      ピュアフロー(JMS社製)
      機械室にあるのはこの装置だけ。
      手を洗浄し、キャップをかぶり、ガウンを着て
      肌色のカーテンを開け、室内に入ります。




  • RO膜洗浄機構付連続再循環方式のRO水精製・供給装置です。
    精製されたRO水は、装置内のタンクに貯められますが、常に循環させることによって菌の繁殖をでき難くしています。さらに、精製RO水でRO膜を洗浄するという工程を、この間に定期的に入れることによって、菌やエンドトキシンの生成を極力抑えることができるシステムです。最近は、タンク内に精製したRO水を停滞(菌繁殖の温床になる)させないなどの水処理方法が各社で開発されていますが、当院では、上記のような方法で、透析用水の清浄化を図っています。

    個人用人工腎臓装置(24台)

  • 型式、4008S(フレゼニウス)
      当院の主力機です。
      1999年頃に市販されいまだ現役の機種。
      設計の良さが分かります。
      モジュール切り替えでon-line HDFも可能。



  • 型式、DBB-27(日機装)
      国産唯一の複式ポンプ式コンソール。
      臨床工学技士にはめっぽうな人気。
      後発品だけあって機能は豊富。
      on-line HDFも簡単にできます。



  • フレゼニウス4008Sの各種モジュール
      


    フレゼニウス4008Sのダイアライザー周り
      

    その他の機器および設備
    前橋広瀬川クリニック分院の機器

    透析液供給側関連機器

  • 逆浸透法精製水製造装置
      型式:TW-600HI(東レ製)・右



  • A剤粉末溶解装置
      型式:PTS-100(ニプロ製)・右



  • B剤粉末溶解装置
      型式:DRY-01(日機装製)・左



  • 多人数用透析液供給装置
      型式:DAB-20C(日機装製)・左



  • 透析治療側透析機器(セントラル方式14台)

  • 型式:DCS-26(日機装製)



  • 型式:NCU-8(ニプロ製)



  • 型式:TR-2000MV(東レ製)




  • 個人用人工腎臓装置(3台)

  • 型式、TR-3000S(東レ)
      とてもスマートで、液晶のきれいさはピカイチ。
      オーソドックスなチャンバー方式のコンソール。
      on-line HDF用ポンプ付。パネル前面のコックから
      洗浄化透析液を取り出すだけでon-line HDFができます。



  • 型式、DBB-27(日機装)
      国産唯一の複式ポンプ式コンソール。
      臨床工学技士にはめっぽうな人気。
      後発品だけあって機能は豊富。
      on-line HDFも簡単にできます。



  • その他の機器および設備
    治療ベッド

    電動ハイロー&ギャッジ式ベッドに、特注のステーを立て15.0形TFTカラー液晶モニターを装着しました。またこのモニターに教育用ビデオ専用のチャンネルを設定してあり、治療中にいつでも見られるようになっています。

    透析装置

    各メーカー毎に独自の技術が導入されていますが、共通するところでは、

    1. 電磁波に対するEMC規格の導入
    2. マイコンを制御部と監視部とで独立させることによる安全性の向上
    3. ダイアライザー接続時のシール位置の洗浄・消毒を可能としたクリーンカップリングの装着
      などがあります。
    透析液

    クリーンかつ安全に供給するために、当然のことながら

    1. 毎HD前に透析液の浸透圧・電解質・pH・重炭酸濃度をダブルチェックし、
    2. 供給側および監視モニター側それぞれに微粒子濾過フィルターを装備するとともに、
    3. 定期的な透析液中のエンドトキシン濃度チェックを実施しています。
     ※コンソール側エンドトキシン濃度は、最小が検出以下、最大でも5EU/L(2001年6月7日)


    Copyright (C) 2001 矢野新太郎(yano@hirosegawa.or.jp)
    医療法人社団 三矢会 前橋広瀬川クリニック、前橋広瀬川クリニック分院